サービス案内
フロン回収
フロンガスの種類
フロンとは
正式にはフルオロカーボンといい、炭素とフッ素の化合物です。
無毒性、不燃性、化学的安定性といった優れた性質をもっており、それによって空調機器や冷凍庫・冷蔵庫などの冷媒として広く一般的に使用されています。
生産に関する規制は設けられていますが、現在使用中のものも多く、回収はこれからというのが実情です。
フロン回収(CFC・HCFC・HFC)
当社は第一種特定製品(業務用冷凍空調機器)の専門回収業者です。
「フロン回収破壊法」に定められている特定フロン(R-11、R-12、R-113)をはじめ、代替フロン(R-22、R-123)及び新代替フロン(R-125、R-134A、R-404C)など、空調機や各種冷蔵・冷凍機器で冷媒として使用されているフロン類を回収し、《フロン類破壊業者》へ引き渡して破壊処理いたします。
以下は当社で扱っている冷媒回収作業の一例です。
他の冷媒や新冷媒も取り扱っております。
ターボ冷凍機
冷媒種類
R-11、R-12、R-123、R-134a
チーリングユニット
冷媒種類
R-12、R-22、R-502、R-134a
空冷パッケージ
冷媒種類
R-22、R-410A、R-407C
ユニット冷凍冷蔵庫
冷媒種類
R-12、R-22、R-502、R-134a
業務用冷蔵庫
冷媒種類
R-12、R-22、R-502、R-134a
フロンガスの種類と特徴
フロン(フルオロカーボン)とは、炭素とフッ素からなる化合物のことです。不燃性で化学的に安定しており、毒性がないことから、空調機器や冷凍・冷蔵機器などの冷媒として広く使用されています。
フロンの種類としてはクロロフルオロカーボン(CFC)、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の3つがあり、それぞれ下記のような特徴があります。
クロロフルオロカーボン(CFC)
オゾン層の破壊程度が高い化合物。
1995年末に生産が中止された。
- 低温冷凍機
- カーエアコン
- 電気冷蔵庫
R11、R12、R113、R114、R115、R502など
0.6~1.0
ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
オゾン層の破壊程度が比較的低い化合物。
1996年から生産が規制されている。
- パッケージエアコン
- ルームエアコン
R123、R22など
0.055
ハイドロフルオロカーボン(HFC)
オゾン層を破壊しない化合物で、代替フロンとも呼ばれている。
ただし、温室効果ガスとして地球温暖化に影響を及ぼす。
- カーエアコン
- ルームエアコン
- パッケージエアコン
- 電気冷蔵庫
- 各種冷凍機
R134a、R143a、R32、R125など
0
フロンの分類例について
オゾン層保護に関する法律第二条、地球温暖化対策の推進に関する法律第二条、及び米国ASHRAE34規格を参考にした「フロンの分類例」は下記の通りです。
<混合冷媒について>
成分にCFCを含むものはCFCに、HCFCとHFCの混合冷媒はHCFCに分類しております。
冷媒番号 | 化学記号・成分(組成比) |
---|---|
R11 | 化学記号:CFCl3 (CFC11) |
R12 | 化学記号:CF2Cl2 (CFC12) |
R113 | 化学記号:C2F3Cl3 (CFC113) |
R114 | 化学記号:C2F4Cl2 (CFC114) |
R115 | 化学記号:C2F5Cl (CFC115) |
R13 | 化学記号:CF3Cl (CFC13) |
R500 | 成分(組成比):CFC12/HFC152a(73.8/26.2) |
R501 | 成分(組成比):HCFC22/CFC12(75.0/25.0) |
R502 | 成分(組成比):HCFC22/CFC115(48.8/51.2) |
R503 | 成分(組成比):HFC23/CFC13(40.1/59.9) |
R505 | 成分(組成比):CFC12/HCFC31(78.0/22.0) |
R506 | 成分(組成比):HCFC31/CFC114(55.1/44.9) |
冷媒番号 | 化学記号・成分(組成比) |
---|---|
R123 | 化学記号:C2HF3Cl2(HCFC123) |
R124 | 化学記号:C2HF4Cl(HCFC124) |
R22 | 化学記号:C2HF2Cl(HCFC22) |
R401A | 成分(組成比):HCFC22/HFC152a/HCFC124(53/13/34) |
R402A | 成分(組成比):HFC125/HC290/HCFC22(60/2/38) |
R403A | 成分(組成比):HC290/HCFC22/FC218(5/75/20) |
R405A | 成分(組成比):HCFC22/HFC152a/HCFC142b/FCC318(45/7/5.5/42.5) |
R406A | 成分(組成比):HCFC22/HC600a/HCFC142b(55/4/41) |
R408A | 成分(組成比):HFC125/HFC143a/HCFC22(7/46/47) |
R409A | 成分(組成比):HCFC22/HCFC124/HCFC142b(60/25/15) |
R411A | 成分(組成比):HC1270/HCFC22/HFC152a(1.5/87.5/11.0) |
R412A | 成分(組成比):HCFC22/FC218/HCFC142b(70/5/25) |
R509A | 成分(組成比):HCFC22/FC218(44/56) |
冷媒番号 | 化学記号・成分(組成比) |
---|---|
R23 | 化学記号:CHF3(HFC23) |
R32 | 化学記号:CH2F2(HFC32) |
R125 | 化学記号:C2HF3(HFC125) |
R134a | 化学記号:CH2FCF2(HFC134a) |
R143a | 化学記号:CF3CH3(HFC143a) |
R404A | 成分(組成比):HFC125/143a/134a(44/52/4) |
R407C | 成分(組成比):HFC32/125/134a(20/40/40) |
R407E | 成分(組成比):HFC32/125/134a(25/15/60) |
R410A | 成分(組成比):HFC32/125(50/50) |
R507A | 成分(組成比):HFC125/143a(50/50) |
R508A | 成分(組成比):HFC23/FC116(39/61) |
お問い合わせ・ご質問は、お電話もしくはメールにてお気軽にお寄せください。
電話受付時間:9:00~18:00(平日)
臭化リチウム回収
吸収式冷温水発生機に使用されている吸収液【臭化リチウムブロマイド溶液】を回収し、《吸収液処理業者》に引き渡して中和処理いたします。
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ブライン回収
冷凍機に使用されている冷媒液【ブライン溶液】を回収し、《産廃処理業者》に引き渡して産廃処理いたします。
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冷媒管洗浄
現在、古くなったパッケージあるいは冷凍・冷蔵機器を新規交換する場合、冷媒に関しても新しい冷媒への交換が必要です。その際、配管内には古い冷凍機油が残っており、冷媒の種類によって冷凍機油が異なるため、配管の交換や洗浄が必要となります。
しかし、まだ使用できる配管を撤去・再配管するのではお客様に多大な負担がかかってしまいます。
当社は冷媒管洗浄において高い品質とノウハウを有しています。特に最近はお客様より冷媒管洗浄を依頼された場合、配管診断を行った後のフロン22による配管洗浄をお勧めしております。
フロン22による配管洗浄においては当社で開発した専用サーキットを用いて低コスト・ハイスピード作業・低環境破壊をモットーとした作業を行います。
当社独自の冷媒管洗浄をお見せいたします。
冷媒管洗浄セットアップ
当社ノウハウの一部をご紹介します。
専用機器を使用して、速やかな作業を行い、お客様への負担を低減します。
セットアップ【外機 1 台⇔内機 1 台の場合】
ビルマルチの場合は室外・室内を別々にセットアップを行います。
ビルマルチ【外機 1 台⇔内機複数台の場合】
内機セットアップ
使用洗浄液
R-22 | R-141b |
既存配管内の冷凍油と融解し易く洗浄効果大 | R-22 用の冷凍液と相融率が低い |
常温では気化し回収機による回収率大 | 液相で広口径の配管やトラップ部に残留し易い |
洗浄後洗浄液は再生し管理保全 | 洗浄後廃液として破壊処理する必要がある |
チッソブロー不要 | 必ずチッソブローする |
オゾン破壊係数は HCFC 系の中でも低い(0.055) | オゾン破壊係数は HCFC 系の中で最も高い(0.11) |
高圧ボンベにより管理し大気解放しない | ブローしドラム缶に受取るので大気中に拡散する |
プッシュプル+真空回収運転により配管結露を防止する | 洗浄後改めて真空引きし管内乾燥を行う |
R-22 のメリット
事例:配管内に発生した青錆びを洗浄した後、空調機は順調に運転しております |
R-141b のデメリット
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